それにはまず、ランちゃんと奴との出会いについて語らねばなりません。
あれは、ランちゃんがうちに来て数ヶ月しかたっていない、まだまだからだも小さくやんちゃな時期のことでした。
当時、一人暮らしだった私の部屋は、お世辞にもきれいだとは言えませんでした。物が散らかっているのみならず、きっと、食べかすなども落ちていたにちがいありません。
と、ここまで読んだ時点で、聡明な読者の方々ならもうお分かりでしょう。
そうです! 奴です!
私の部屋には、定期的に【G】が出現していたのです。
下の写真は、幼き日のランちゃんが【G】に狙いを定めているイメージです。からだを低くして、おしりをふるんです。(笑)
その日も仕事場から帰宅した後、ランちゃんをケージから解放し、自由に遊ばせていました。私も寝転がって、走り回るランちゃんを横目に、雑誌などを読んでいたはずです。
突然、ランちゃんが物陰を見つめて動かなくなりました。後ろ姿がいつもと異なっています。しっぽが、ゆっくりと左右に揺れています。
下の写真は、ランちゃんが【G】を見つめるイメージです。
ほんの束の間、緊張した時間が流れたと思ったら、あらびっくり!
パシッ! パシッ!
ランちゃんが床に向かって、必死に猫パンチを繰り出しているではありませんか!
何が起こった? とあわてて近寄ってみると、対戦相手は【G】でした。「げえ~っ、ランちゃんが汚れてしまう」と内心思いましたが、そんな私の思いなどランちゃんには通じません。
勇猛果敢に、【G】に跳びかかっていきます。相手を恐れる気持ちなどみじんもないようです。
前後、左右に軽いフットワーク。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」というモハメド・アリを彷彿させる素晴らしい動きです。
さすがに【G】の写真は載せられないので、この右前脚でがっちりととらえたボールを、【G】だと思ってください。
【G】もその快速を活かして逃げ回るのですが、ランちゃんにはかないません。すぐに猫パンチを食らい、転がされてしまいます。
仰向けになったところを、さらにパンチされて、くるくると回転します。やっと起き上がって走り出したと思ったら、すぐにまたパンチされて、弾き飛ばされます。
ランちゃんの優勢勝ちです。あわれな【G】を、ビニール袋でうまくキャッチした私は、窓の外に投げ捨ててやりました。今、考えればこれはこれで問題ですね。(笑)
何と言っても、勝敗を分けたのはリーチの差でした。【G】の数十歩分を、ランちゃんは一歩で追いつけるのですから。
とにもかくにも、この日、ランちゃんと【G】との長きにわたる戦いは始まったのです。
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