ロシアンブルー　猫の物語

　あら、大変。我が家の愛猫のランちゃんが、しっぽをボワッと膨らませて、キャットケージから出てこなくなりました。







　ケージに近づいて手を伸ばすと、片足を上げて威嚇されました。「近寄って来るな」と言っているようです。



　強引に手を突っ込んで、ランちゃんお得意の猫パンチや猫キックをお見舞いされるのも嫌だったので、しばらくは静かに様子を見守ることにしました。



　確かに私が悪かったのです。誤って物を落として、大きな音を出してしまったのですから。その音にびっくりしたのでしょう。しっぽを膨らませて、キャットケージに逃げ込んでしまいました。



　一般的に、猫がしっぽを膨らませているときは、下の①～③のような気持ちになっていると推測できます。



　①とても驚いている

　②激しく怒っている

　③恐怖に怯えている



　今回は、キャットケージから出てこない上に、私に威嚇してくるところを見ると、①～③すべての感情が入り乱れているのかもしれませんね。



　引きの写真だとわかりにくいので、しっぽだけをアップで撮影してみました。







　ほら、ボワッと毛が四方八方に広がって、キツネみたいに大きなしっぽになっていますよ（笑）　通常時のしっぽより3倍近く？　太く見えます。ランちゃんには申し訳ないですが、ロシアンブルーらしからぬ太いしっぽが何とも言えず可愛らしいですよね。



　それにしても困りました。未だ警戒しているのか、なかなかケージから出て来ません。表情はだいぶ落ち着いてきたのですが。







　しっぽもキツネ状態のまま、元に戻る気配がありません。こちらの予想以上に衝撃を受けたことがわかります。本当に可愛そうなことをしました。







　その後もしばらく、爪とぎの上に座ったまま、キャットケージから出ようとしないランちゃんなのでした。




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